自給自足で生き抜く

簡単に取れて美味しい!たんぱく源「べべ貝」を食べてみよう

2022年7月28日

「べべ貝」って知っていますか?

もし食料危機などに陥った場合に、誰でも簡単に採取でき、安全で美味しい巻貝です

実際に採取・調理をして食べてみましょう

べべ貝とは?

ヨメガカサ(嫁が笠、Cellana toreuma)は、カサガイ目ヨメガカサ科(ツタノハガイ科)に分類される巻貝の一種。平たい円錐形の殻をもつ、いわゆる「カサガイ」の一種で、北西太平洋の海岸で普通に見られる。ヨメノサラ(嫁の皿。香川県、愛媛県)、ボベサラ(ボベ皿。島根県益田市)[1]、ベベガイ(ベベ貝。島根県出雲市)[2]などの地方名もある。
塩茹で、味噌汁、炊き込みご飯などで食用にもされるが、市場に流通するほどの漁獲量はなく可食部も少ないので、個人や地域レベルでの消費にとどまる。島根県の海岸部では、ヨメガカサ科の貝を「ぼべ」(石見)、「べべ」(出雲)、「ぼべん」(隠岐)などと称して、夏に採り、ニンジンなどの根菜類と「ぼべ飯」、「べべ飯」などと称する炊き込みご飯として食べることが一般的である。
出展:Wikipedia

どこにいる?

日本各地の海岸の岩場やコンクリート防壁などに張り付いています。

コンクリート壁などの平らな面に多く生息しています

浅瀬にも大量に生息しています
岩場にもいます
壁面にへばり付いて、藻などを食べています
岩には平らな面が少ないので、張り付いているべべ貝も少なく感じました

取り方

準備するもの

  • マイナスドライバー
  • ビニールなどの貝を入れる物

(バケツなどでは採取したべべ貝が再び張り付いて離れなくなるのでビニール袋が推奨です)

実際に取ってみましょう

マイナスドライバーで簡単に取れます。

接着面と殻の隙間にマイナスドライバーを突っ込んで剥がします。

素手だと取れません、強力な力で張り付いています

というわけで実際にマイナスドライバーを入れて
ポンっと簡単に取れます
基本的に海水に浸かる場所にいます
せっかく取れても波に流されることも、左手を添えて採取しましょう

頑張って30分程度で24匹捕獲できました。

大きさも様々です
採取後は虫かごに張り付き、取れなくなりました

採取したべべ貝が、再び容器に張り付きます。ビニール袋などに入れて持ち帰りましょう

食べる際の下処理も簡単

下処理は簡単です

二枚貝では無いので、砂抜きも不要で調理に取り掛かれます

また貝殻の取り外しも簡単で、茹でるだけで外れます。

茹でるだけで簡単に貝殻が外れます
沸騰前にポロポロと外れています

砂抜きが不要

貝殻は茹でるだけで自然に外れる

調理法

島根県ではべべ貝を炊き込みご飯にして食べるのが一般的です。

実際に作って食べてみました。

べべ貝の炊き込みご飯

簡単で美味しい、山陰では有名な炊き込みご飯「べべ貝飯」です

ボイルしたゆで汁を使ってご飯を炊くので、磯の香りとべべ貝の出汁が効いています

べべ貝の身はしっかり弾力がありとても美味しいです!

  • 採取したべべ貝を水洗いし、汚れを落とします
  • べべ貝をボイルし、貝殻から身を外します
  • 残ったゆで汁から貝殻を取り除き、ゆで汁に醤油・酒・みりんを加えます
  • べべ貝の身とゆで汁でご飯を炊いたら完成です
自家製竹炭を使ってご飯を炊いてみました
20分ほどで炊き上がりました。磯の香りが良く美味しいです!

最後に

全国各地に生息している「べべ貝」いざという時の食料として、頭の片隅にでも置いておくといいかもしれません。

採取する時は、マイナスドライバー必須です

-自給自足で生き抜く
-, ,